手帳袋の話です。何点か再ストックしていますAkiko4月1日読了時間: 1分更新日:7 日前こちらのタイプの手帳袋は、別タイプの手帳入れ(ファーのミニクラッチなど)に対して、出し入れする時にひと手間かかるのですが、実はあえてその ”少しだけ面倒” なところがこの袋のポイントともなっています。私はこのデザインを考案する際に、日本の伝統文化である茶道のお道具からヒントを得ています。当店の工房のある地が歴史的な茶釜の産出地であるため、茶道に接する機会がとても身近にあります。あと、親戚が小さな茶道具店を営んでいたため、子供の頃より謎の茶道具が身近に色々とあり、よくそれで遊んでおりました。そのような訳で、何か茶道にちなんだアイテムをお作りしたいなと思っていた事もこのデザインの発端となっています。丁寧にゆっくりと呼吸を整え、ものを出し入れしたり、包んだり、運んだり、、というのはまさに和の精神に通じるもののように思うのですが、こういった文化を少しでも自分の創作品にも取り入れたいと思ったのです。多忙に終われる日常の中で、手帳に向き合うひとときを特別なものとして、たとえほんの束の間でもゆっくり心落ち着ける動作をすることで、ささやかな優雅さを味わう事ができたら、、という思いも込めています(現実的には大概、ササッと3秒位で出し入れする事になっていますが‥)。
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